内田雄馬が語る櫻井孝宏

「限界なんてない」――内田雄馬は歩みを緩めず、どこまでも突き進んでいく

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短いセリフに細やかな感情をにじませる、櫻井孝宏のスゴさ

そんなリチャードを演じるのが櫻井孝宏さんだと知ったときは、どう思いましたか?

いや、もう、すっごく楽しみでした。僕個人としては、こういった役柄でご一緒できて光栄ですし…僕なんかが言うと生意気なんですけれども、本当に楽しみでした。

共演していて、櫻井さんのスゴいと感じるところは?

リチャードって、一見何を考えているのかわからない、ミステリアスな要素が多いですよね。言葉づかいも誰にでも丁寧ですし、今どういう気持ちなんだろう?って測りづらいところがあるんです。でも櫻井さんが発するセリフのなかに、「今は嫌なんだろうな」とか「今はうれしいんだろうな」って、細かい感情をふと感じさせられることがあって。

そういった言葉を受けて正義がどう感じるか、どう動くかがコミュニケーションだと思うんですけれども。そういう何気ない会話の細かさ、丁寧に丁寧に感情を積み上げていくところがスゴいと思いますね。

でも正直、大先輩のことを「スゴい」とお伝えすること自体、本当に恐縮してしまうんですけれども…言葉にするのはすごく難しいです。